ヒップホップファッション


ヒップホップファッションとは、ヒップホップ文化を構成する1つの要素。
かつてMCのKRS-Oneが提唱した「ヒップホップの九大要素」(ヒップホップの伝統的な4大要素(ラップ、DJ、ダンス、グラフィティ)に、
ビートボックスと、4つのストリート文化(言語、ファッション、知識、起業精神)を加えたもの)の1つ。
ヒップホップ系ファッションは、アメリカ合衆国の二大臨海都市に住むアフリカ系アメリカ人の若者の生活に根付いたものである。
東海岸のニューヨークと西海岸のロサンゼルスから、今日では世界中で目にすることのできる型が発信されている。
ヒップホップ系ファッションは、ヒップホップ文化の表現や態度と切っても切れない関係にある


オールドスクールファッション


1970年代から、ヒップホップ系ファッションは、大きな変化を遂げ、
今日では世界中のあらゆる人々の大衆文化の重要な部分を占めるまでに至った。
1980年代には、大きなサングラス、KANGOLの帽子、様々な指輪、巨大な「ドアノッカー」イヤリング
(ロクサーヌ・シャンテやソルティンペッパーなどの女性ラッパーたちが愛用した)、
スニーカー (アディダス社製、丸みを帯びた先端部、かなり太目の靴紐などが特徴)といったアイテムを、
ランDMCやLLクールJを筆頭とする当時の大物たちが好んで着用した。
同時に、カーティス・ブローやビッグ・ダディー・ケーンなどのMCたちによって、
金のネックレスや他の宝石を身につけることも一般的となっていく。
髪型の流行は、80年代前半にはジェリーカール、後半にはハイトップフェイドが主流を占めていた。
さらに黒人の誇りを高めていく運動との関わりが大きいクイーン・ラティファ、KRS-ONE、
パブリック・エネミーなどの影響で、アフリカ的なチェーン、ドレッドロックス、赤・黒・緑の色使いの服装なども人気を集めていった。
80年代のヒップホップ系ファッションは、オールドスクール・ヒップホップの最も重要な要素の一角を占めていた。
さらに現在でも、アフマッドの「バック・イン・ザ・デイ」(1994)や、ミッシー・エリオットの「バック・イン・ザ・デイ」(2002)
などの懐旧曲を通じて、当時を知らない若者たちに伝えられている。
この時代のファッションの潮流は、当時のヒップホップを席巻していたアフリカ中心主義的な音楽様式と合致するように、
アフリカ大陸の伝統の影響を受けたものへと向かっていった。


ヒップホップ・ファッションの現在


大衆化したヒップホップの影響を強く受けたことで、ヒップホップ系ファッションは、
実際に街中で着られている服装との関係が薄れ、より理想化されたものとなってきた。
ヒップホップ系の服が一流のデザイナーによって作られることが多くなり、高価なものも登場してきている。
但し、現代の男性ヒップホップ・ファッションの核となっているのは、腰パン、金や白金のチェーン、
ブーツやスニーカー、バンダナやスカーフ(多くの場合、その上に野球帽をかぶる)などである。大きなTシャツも、一般的な街中の格好である。
今日、ヒップホップ系ファッションは、世界中でかなりの割合の若者たちに親しまれている。
ヒップホップのアーティストやレコード会社の重役たちの中には、ブランドやクロージング・ラインを立ち上げる者も少なくない。
ラッセルシモンズがファット・ファームを、キモラ・リー・シモンズがべビーファットを、
デイモン・ダッシュとジェイZがロカウエアを、50セントがGユニット・クロージングを、
エミネムがシェイディLtdを、アウトキャストがアウトキャスト・クロージングを、
ビヨンセ・ノーウェルズがハウスオブデレオンを、それぞれ立ち上げた
さらにヒップホップ系ブランドとして、前述のカール・カナイ、フーブに加え、エコーアンリミテッド、
マリテフランソワジルボー、エニーチェ、フェイマススターズ&ストライプス、エイプ、LRG、ティンバーランド、
アカデミクスなどが挙げられる。ドクタージェイズのように、ヒップホップに影響を受けた洋服を展開している小売業者も多い。
数多くの変化を背景に、ヒップホップ系ファッションは、本道的なものとして受け入れられるようになってきた。
ひょっとすると、それはヒップホップ文化全体の浸透に伴う現象であると言えるかもしれない。
異論があることではあるが、今日では、ファッションと音楽は切っても切れない関係にある
現在、ヒップホップ系ファッションは、特定の集団や人々に限定されたものではなく、
その文化に親近感を覚える誰もが親しめるものである(飽くまで北米での話である。少なくとも日本では否定傾向の方が強い)。
また、近年のヒップホップ系ファッションでは、細身の格好が好まれるようになってきており、
スニーカーはナイキのダンク、シャツはポロシャツ、ボトムスは細身のジーンズなどが好まれている。
カニエ・ウエストやファレルといったアーティストが人気を集めるようになって以来、
彼らの身に纏うエイプのような色彩に富んだ服装に押され、極太系ファッションが廃れてしまっている地域もある。
この傾向は我が国も例外ではない。(Wikipediaより引用 )



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